看護師の仕事は夜勤や残業がある職場が多く、子育てと両立させるのは難しい一面があります。子育てしながら看護師として働くには、夜勤がないなどの働きやすい勤務形態の職場を選ぶのも選択肢の一つです。

クリニックは子育て中の方に適している職場の一つと言えるでしょう。入院施設が設けられていないクリニックであれば夜勤勤務はありません。また、診療日が定められているので、毎週決まった曜日に休みが取れるのもメリットです。

クリニックは病院よりも数が多く、パートの求人も豊富に出ているので、自分に合った職場を探しやすいでしょう。ただし、小規模なクリニックでは看護師の数も少ないため、急な休みを取りづらいといったデメリットがあります。面接の際に、急に休みが取りたいときの対応について確認しておくと良いでしょう。

訪問看護の仕事も子育てしながらでも働きやすいと言われています。夜勤はなく、土日祝日が休みになる場合が多いです。訪問看護は非常勤の求人が多く、働く時間や日数に融通が利きやすいのがメリットとなります。高齢化社会を迎えるにつれて訪問看護ステーションも増加傾向にあり、求人を探しやすいのも魅力ポイントです。

また、保育園への勤務も夜勤がなく、行事がなければ土日祝日が休みになる職場とされています。2013年に私立保育園に看護師を配置することが義務づけられて以来、保育園も看護師の職場の選択肢の一つとなりました。残業が少なく決まった時間に帰りやすいですが、保育園に1名しか看護師がいないケースが多く、休みが取りづらいといったデメリットがあるので注意しましょう。